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もりみちブログ

2018年9月29日

第27回サイエンスカフェえひめ コケと虫の進化の話

9/25,第27回サイエンスカフェを開催。今回は今田弓女(いまだゆめ)さんによる「コケと虫の進化の話」でした。今田さんは京都大学理学部,同大学院,スミソニアン博物館研究員を経て2017年12月に愛媛大学理学部生物学科特定助教として赴任されました。学部を卒業されてまだ6年目ですが,すでに画期的な研究を次々に発表されている新進気鋭の研究者です。今田さんの主な専門分野は昆虫生態学で,植物と昆虫の相互作用について生物学と古生物学の両方のアプローチから研究されており,また昆虫の記載分類,機能形態に関する研究もされています。講演内容は4億年ほど前もっとも原始的な植物であるコケ類が出現した頃,昆虫の祖先となる節足動物も陸上に進出しましたが,とくに現世のガの仲間ではもっとも原始的なコバネガ類(食草は苔類のジャゴケ)を日本各地で野外調査を行い,固有種を含む6種を発見しその分布域を解明したこと,また多くの原生と太古のコケと虫の関係を世界中のフィールドワークとコケ化石の研究から解明していることなどでした(高度に専門的な内容もあり専門外の私には正確に再現できません)。ただし最新の研究を素人にも分りやすく説明していただきました。研究をすることの奥深さとそれに立ち向かう若き研究者の情熱を感じました。2018/9/29,hmatsui

ジャゴケに止まるコバネガ(写真提供:今田弓女)


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