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ナンゴクデンジソウ?
重信川右岸河川敷に2006年に作られた泉とそこから流れる小川がある。一見はのどかな里の小川で,春の日差しをうけてたくさんの人が散歩をしていた。だけど川面の緑の多くが外来植物で,各所でオランダガラシが繁茂し水面を覆っている。その中には愛媛県にはごく最近,侵入し爆発的に増殖する可能性のある外来種アマゾントチカガミやウチワゼニクサや特定外来植物オオカワジシャも含まれていた。
さらに今回,ナンゴクデンジソウと思われる群生を確認した。1㎡程度が4ヶ所なので,逸出個体が狭い範囲で野生化した段階であるが,ナンゴクなら四国で初記録の可能性もある。在来のデンジソウは落葉(夏緑)で2月に葉をつけていることはないが,ナンゴクは常緑で現地では葉が茂っていた。両種の葉での区別は難しく,夏の胞子嚢の付き方を見ないと確定できない。もっともここの泉は湧水で冬期も水温がやや高いのでデンジソウの可能性も否定できない。デンジソウとしても自生地は県内では2地域内で点在しているのみで,本年度,愛媛県の特定希少野生動植物に指定されたばかりだ。いずれにしても栽培からの逸出であろうが,拡大する前に対処する必要がある。hmatsui,2020/2/20
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懐かしい春の小川に見えるが
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オランダガラシ
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アマゾントチカガミ
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ウチワゼニクサ
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オオカワヂシャとアゾラ
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ナンゴクデンジソウ?
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