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お知らせ

2024年2月18日

第20回 三浦保環境賞 大賞 を受賞しました

愛媛県内において環境保護活動を続けている個人または団体を紹介するとともに、特に優れた活動を表彰することで、愛媛における環境活動の普及・発展に寄与することを目的とする三浦環境賞。第20回を迎える本年の大賞に、NPO法人森からつづく道の「オオキトンボの里づくり」を選定していただきました。

当団体は2016年から本格的にこのプロジェクトに着手し、地道な調査によって、オオキトンボの生活史、生息状況や生息に必要な環境の解明に取り組み、松山市北条地域が全国でも最も本種が安定的に多数生息していることについて発信し、保全の機運醸成を進めてきました。

この度、このような素晴らしい賞をいただき、本種生息地のため池管理を担われている方々をはじめ、毎年観察会を一緒に行ってきた近隣の小学校、北条地域のまちづくり関係の皆様など、この活動をご理解いただき、ご参加・ご支援くださいました皆様に心より御礼申し上げます。また、この活動は地球環境基金を活用させていただき、実施することができました。誠にありがとうございました。

この活動は、オオキトンボを里地のシンボルとして位置づけており、本種が保全されることによって、里地の生物多様性が維持されることを目的としております。引き続き、北条地域をはじめとする里地の生態系の魅力を楽しみながら、身近な自然と私たちの暮らしの豊かな関わりが次の世代にも受け継がれるように、活動を展開していきたいと考えております。

最後にこのような賞を設けていただいておりますことに、あらためて御礼申し上げますとともに、愛媛の生物多様性の保全が多様な主体によって進むことを祈念いたします。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

NPO法人森からつづく道 一同