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もりみちブログ

2017年12月13日

サイエンスカフェ 木こりの小話


12/12「木こりの小話」テーマで,津島町御槙在住で林業&農業をされている森本英章さんにお話しいただきました。間伐→主伐→植樹という植林のサイクル,伐採→搬出→製材までの過程,林業の経済的現状など林業の話しはとても興味深く,とくに伐採・枝払・玉切り・集材を一台でこなすハーベスタという高性能林業機械,原木仕分けから製材までが自動化高速化された林業の機械化に驚きました。しかしスギ原木1㎥を市場に出しても差引残高2000円ほどの赤字であり,補助金が無いとほとんどの林業事業者は倒産するだろうということ,多くの補助金を得るために大量の木を切りそれが木材価格を下げている悪循環があることなど林業の問題点の指摘もありました。またアーボリストという言葉をはじめて知りました。ツリークライムの技術で巨樹に登り,枝払いや伐採をする高木を専門に扱う職人のことです。昨年,森本さんの指導でツリークライムに挑戦しましたが,高木の梢から見下ろす風景は異次元の爽快感がありました。hmatusi


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