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もりみちブログ

2018年2月7日

雪害

1月の終りころになって愛媛県でも雪情報をたびたび聞くようになった。
積雪による影響は人間生活だけでなく樹木にも及んでいる。湿った雪が樹冠に積もると,幹が雪の重荷に耐えられず倒れたり幹が裂けたりするからだ。
2/2に鹿野川ダム付近で雪圧で折れた広葉樹や倒れかかった竹林を多数目撃した。とくに林縁や急斜面の樹木で発生しているようで,根元から倒れているもの,幹が途中で折れているもの,横枝が裂けて垂れ下がっているものと様々だ。若いスギ植林地では数十本がまとまって倒れている所もあった。
もっとも目に付いた被害はモウソウチク林など竹林であった。随所で稈が裂けたり,曲がって倒れていた。もともと暖地起源のモウソウチクは雪圧に弱いので,多雪地帯ではまだ稈が硬くない当年生の竹の稈を手で揺すって先端部を折る「うら止め」という作業で生長を止めて雪害予防をしている。雪の少ない愛媛県では「うら止め」という管理は聞いたことのない。
ところで見方を変えると,雪害による倒木や幹折れによって閉ざされていた樹冠が開くこと(ギャップができること)は,上層木が欠ける時期を待って耐えていた低木には生長のチャンスでもある。雪害も群落更新の一つの機会となるのではないかと思った。
今日も愛媛県中南部では大雪注意報が出されている。2018/02/07,hmatsui



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