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もりみちブログ

2018年2月18日

大クスノキ,倒壊

数日前の愛媛新聞で,県天然記念物の今治市菊間町,賀茂別雷神社の大クスノキが指定解除となったことが報道された。
この木は樹高25m,幹周700㎝である。県内で幹周300㎝以上のクスノキは約230本あるが,上から23位の巨木である。樹齢は300年以上と記されている。谷に面した境内の端に生えていたため,昨年秋の相次ぐ台風で地盤が緩み,10月22日に,斜面ごと谷の下方に倒壊したのである。26日に現地を訪れたが,引き起こすことも難しく,指定解除はやむなしと思った。
2016年6月26日は同じく県指定の伊予市双海町,高野川神社のオガタマノキ4本のうち一本が倒れた。県内にはオガタマノキの大木は数少ないが,この木は樹高20m,幹周300㎝の巨木であった。樹勢も衰え気味だったが,斜面に斜めに伸びていたため,枝葉の重みに耐えきれず降雨による地盤の緩みもあって倒れたのであろう。
さらに今治市大浦町の県指定のツツジ,オオムラサキは以前から樹勢の衰えが顕著となり延命措置も効果無く,2015年,指定解除になった。
大木ももちろん最初は数㎝の実生である。その後,刈られることもなく日当たりが遮られて枯れることもなく,たくさんの幸運があって数百年も生育していたのである。
私のリストには幹周300㎝以上の巨木として1297本が登録されているが,すでに枯死した木も多い。この数は減ることはあっても増えることはないだろう。まだ知られていない巨木が奥山に残っていることを期待している。2018/2/18,hmatsui

菊間町賀茂別雷神社の大クスノキ(2017/10/26)


賀茂別雷神社の大クスノキ(倒壊前,2016/5/19.©巨樹と花のページより許可を得て掲載)


高野川神社のオガタマノキ(2016/6/30)

高野川神社のオガタマノキ(2012/4/7,倒壊前)


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