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もりみちブログ

2018年8月27日

ヒメトラノオ しぶとく生き残れるか?

ヒメトラノオ ゴマノハグサ科だったが今ではオオバコ科(オオバコには気の毒だが科名を変えて欲しい)。草地に生える多年草。
長年,確認がされず絶滅した可能性も指摘されていたが,2010年に松山市郊外で発見された。しかし県内ではここ一ヶ所であり,絶滅危惧1Aというもっとも危険なランクになった。
写真は今年の開花状況。20数株は確認できた。ススキの中に埋もれるように生えて花を咲かせていた。ススキに負けずになんとか日の光を受けようと精一杯伸び上がり,もはや自立できないほど茎が長く伸びている。
ここは毎年,冬に樹園地に敷くために草刈りがされているから,春からは苅られたススキと同じように若葉は光を受けることができるからなんとか生き延びてきたのだ。
ところが7月の豪雨でこの地につづく農道が斜面崩壊で通行できなくなった。今年冬には草刈りがされるだろうか?
地権者(ご高齢)の許可を得て草刈り部隊を派遣してもいいなあ。昨年,数株を松山市管理の公園に移植しているが(域外保全)が自生地で消失すると愛媛県では野生絶滅(EW)となる。
本種のように,私有地に生育し,所有者が営農のための草刈りで維持されている希少植物の保全には,所有者の善意だけに頼らない新しい展開が必要である。hmatsui

ヒメトラノオの花穂

ススキの中に埋もれたように咲いている

手前のススキを刈るとあちこちから花が見つかった


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