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もりみちブログ

2018年9月23日

キクモとミズオオバコの生える田んぼ

9/21,南予山間のある田園地帯でキクモを見た。水路にはキクモが群生し。流水に繊細な糸状の葉を開いている。水路両側の田んぼにもキクモがあちこちに見られて陸生形となり茎を立てている。キクモは愛媛県RDBでNT(準絶滅危惧)で今では見ることは少なくなった。キクモに混じって点々とミズオオバコも薄紅色の花を咲かせていた。ミズオオバコも愛媛県NT,環境省VU(絶滅危惧Ⅱ類)の急減種である。ここの水田は水路とほぼ同じ水位の湿田でキクモやミズオオバコ,ホシクサが稲の株元でも生育しているのだ。
しかしこのような湿田は稲刈り後の裏作が難しい。この地域でも土地改良の計画があるが,乾田化すると湿生の生物は消えてしまうだろう。今はこの自然をせめて記録で残すことしか出来ないが,湿田に生きる生物を将来に残す現実的な方策を早急に考えないと手遅れとなる。とくにミズオオバコのように一年草の場合は保全はさらに難しい。2018/9/23,hmatsui

水路は天端はコンクリート舗装だが側面は空石積み。右の水田は湿田で水が溜まっている

水路にはキクモが密生

田んぼではミズオオバコが開花,左奥にはキクモが見える


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