morimichi

植物ごよみ

2018年4月14日

生木の地蔵


四国中央市切山は平家の落ち武者伝説もある山奥の集落で,ここには江戸時代中期に作られた県内最古の農家,真鍋家住宅(重文指定)が残されている。生木地蔵はそこからほど遠くない山中にある。細い山道の行き止まりに1本のカゴノキの大木があり,その幹に地蔵像が彫られている。木はまだ生きていることから「生木地蔵」と呼ばれる。由緒書によれば,初代の地蔵像は約300年前に彫られたとされるが,今では朽ちてかろうじてお顔が伺えるほどだ。現存するものは昭和54年に彫られたものである。
今日は切山地区で私が1993年に採取し,その後確認が出来なくなったツツジを探しに行ったが結局,再確認は出来ず。4月末に再挑戦しよう。hmatsui
300年前に彫られた先代の地蔵。


真鍋家住宅


関連記事