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セミの話1.JPG8月12日、第7回となるサイエンスカフェは、NPO法人西条自然学校の今川義康さんに、まさにシーズンの「セミの話」をしていただきました。

セミは口がストロー状で、カメムシ科に分類されています。

日本のセミは35種1亜種あり、愛媛には、本州~九州まで分布する全種類が見られるそうで、愛媛の自然が多様であることがこのことからもうかがえます。クマゼミやアブラゼミなど街でも見られるセミ、特徴的な涼やかな声のヒグラシはスギやヒノキの人工林でも暮らしていけるそうですが、ほとんどのセミは広大な森林と土の環境が必要だそうです。 

セミの話2.JPG今川さんは本年4月に「愛媛のセミCD図鑑」を刊行されました。CDには愛媛に生息するセミの鳴き声がぎっしり。各種の鳴き声の特徴や、どういった行動をとりながら鳴いているのかなど、解説をしていただきながら聞くことができました。セミが鳴くためにどのような体の構造になっているのかなど、そういえば不思議だ、なるほど、という情報をたくさんいただきました。

一つの昆虫について、生息環境・生態・鳴き声・各種セミの比較など、多様な切り口からたっぷりご説明があり、生き物にアプローチする視点についても、たいへん示唆に富むお話しをいただきました。

これからセミの声がずいぶんと違って聞こえてきそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SC6_1.JPG6月10日、第6回サイエンスカフェを開催しました。

今回はとべ動物園の飼育課長・兼教育係長の前田洋一さんに「とべZOOの仕事・動物たち」についてお話しいただきました。

まず、ご自身が飼育に携わってこられたチーターやアジアゾウなどの動物たちの生態をご紹介いただきました。

動物園ではおなじみの動物たちも、発達している感覚器官や子育てや繁殖などの行動は千差万別。姿カタチばかりにとらわれていましたが。。

成長や暮らしを見守るとなると、知識とともに一つひとつのコミュニケーションを重視されていることが伝わってきました。

近年、動物園の役割として、環境教育と種の保存が重視され、業務が多岐にわたっていることも知ることができました。

「動物園は人と生き物をつなぐ場所」と前田さんはお話しされましたが、いろんなレベルで接点を担っていただいています。

 

 

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さらに!連れてきてくださったシマヘビ、ヒバカリ、ニホントカゲを持たせてもらいました。

まぶたがあってまばたきするのがトカゲなのだそうです。

ヘビがこんなにさわやか(すべすべ、さらさら)とは知りませんでした。

生き物にはそれぞれに精一杯完成された機能美があるんですねぇ!

 

4月15日、第5回サイエンスカフェ★えひめを開催しました。

今回のテーマはタンポポ。

本年と来年はタンポポ調査(主催:タンポポ調査・西日本実行委員会)が実施されるということで、愛媛植物研究会の橋越清一先生と松井宏光先生に、2010年の調査で判明した愛媛県における分布や、各種の特徴をお話しいただきました。

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橋越先生いわく、「愛媛はタンポポのホットスポット」。

各地で普通に見られる外来種のセイヨウタンポポ、アカミタンポポに加え、

在来種のカンサイ、トウカイ、ヤマザト、クシバ、シロバナ、キバナシロ、キビシロ…。

中でも分布が局所的で由来が気になるのが、前回調査で仮称・オオズタンポポとしていたトウカイタンポポ。大洲市を中心とした狭い範囲に多くあり、変異が大きいのも特徴で、花粉で他と判別するのだそうです。

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(左がトウカイタンポポ、右がカンサイタンポポ。比べると大きさ・たたずまいが違うものですね。)

タンポポ調査の期間は、花が咲く3月から約3ヶ月。小進化や分布の拡大などが、一般の市民による情報によって把握され、生態や由来が解明されるという、ユニークな調査です。

「採取した花と、その場所情報などを調査用紙に記入して、事務局に送付してください」とのこと。在来種はもちろん、外来種の情報も分布の拡大や雑種の分析などに役立つので歓迎です。調査用紙は「タンポポ調査・西日本2015」のHP  http://gonhana.sakura.ne.jp/tanpopo2015/index.html からダウンロードできます。

この季節、調査にはまると夢にまでタンポポが出てくるそうですよ。

すっかり遅くなりましたがsweat0110月15日の第2回サイエンスカフェ「ニホンジカとの共生を探る」の様子をお知らせします。同日はあいにくの天候でしたが、約20人が熱心にシカについて情報を共有し、意見交換を行いました。

まず、松井宏光氏から「シカ問題の背景」の説明がありました。明治以降シカは激減したが、1970年ころから急増しており、その要因として、狩猟人口の減少、拡大造林後の幼年齢植林や耕作放棄地がえさ場となっていることなどがあげられました。

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長い目で見ると、人の行為がシカの頭数を左右していると考えられるんですね。

続いて、愛媛県自然保護課から、県のシカ対策の方針について説明をいただきました。現状把握のためのシカの分布調査を行っているとともに、適正な頭数のレベルとするために、年間3500頭を捕獲しているとのことです。

次に、シカの分布調査や防除対策を行っているネイチャー企画代表の宮本大右氏から、「愛媛のシカ事情」と題して情報提供をいただきました。

オスのシカの角や、蹄の特徴、生態を含め、私たちはシカについての正確な知識をあまり持っていないんですね。。明治以前はもっと身近な動物だったのかもしれません。宮本さんからは、シカの生息密度調査において採用している糞粒法についてのご説明もいただきました。

山奥でシカが増加していることが、愛媛の自然や私たちの暮らしにどのような影響を与えるのか、なかなか想像しづらいところです。一方、高知県や徳島県では、森林の植生が変わるほど大きな食害が起きていて、「今のうちに対策を」とアドバイスをいただくこともしばしばです。

行政がさまざまな対策を打つには、費用も発生することから、私たちの自然の保全に対する関心の高まりが必要です。適正な数のシカにすんでもらいたい・・・人間の勝手な考えではありますが、シカの食害が顕著になってきた今が、多様な立場の人々が知恵を出し合うタイミングなのかもしれません。

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7月27日に松山市の愛媛大学で開催されました、第1回サイエンス★カフェのご報告です!
7月も終わりに近づき、大変暑い中大勢の参加者の方が集まってくださいました!

カフェということで、みなさん思い思いの飲み物をもって着席~。小澤先生のもってきた白バラコーヒーがかなり好評でした。。

松山と今治のお城の生物多様性対決!という話題で、前半は森からつづく道代表松井宏光先生の、松山城は昔ハゲ山だった!?松山城の植生の変遷のお話からスタート!

2014年8月

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